未熟を愛せるようになりたい。そう思う人へ
未熟を愛せるようになりたい。
それが出来たら、どれだけいいだろう。
未熟を愛すること。
未熟を認めることは、容易いことではない。
なぜなら、世の中未熟だらけだからだ。
とくに
人間は、目を開けたその時から、
何かと比較し、何かと差をとる。
比較しないことがない。
だから、
基準が、
あの人より出来てるできていない、と人と比べたり、
過去の自分より出来てる出来ていない、と過去の自分と比べたり、
こうなりたいけど、上手くいかない、と理想の自分と現実の自分を比べたりしているのだ。
そんな状況では、自分をすごいと思うことは出来ても、
心の底で認めることなんて出来ない。
なぜなら、人は生まれた時から未熟だから。
だから、
足りないところ、出来ないところばかりに目が行くし、
そこを補うことで成長していくことしか知らない人間にとって、
それは計り知れない地獄であり、
人類の涙。
なぜ人は自分を認めることが難しいのか。
その答えが、人類に、日本にあるということ。
そして、
その答えを明確に知った時、
未熟を愛おしく、かわいく、
抱きしめられるようになるのだ、と。